鎌倉広町の自然を楽しむ連合会ホームページ
2025年5月25日、鎌倉の自然を守る連合会は『鎌倉広町の自然を楽しむ連合会』に組織名を変更しました
鎌倉広町の森・豊かな緑・輝く命
貴重な里山を守り未来に伝えよう
−広町の森の空撮写真−
(遠景は江の島/相模湾)
広町(ヒロマチ)の森は鎌倉市の西部に残された貴重な里山であり、多くの命を育む豊かな生態系が保たれてきました。現在は都市林「鎌倉広町緑地」として緑が保全されています。しかし、そこに至る道程は平坦なものではありませんでした。
1970年代前半、広町の森に宅地開発計画が持ち上がったのです。 この危機に際して、森周辺の自治会を中心に多くの市民による森を守る運動が展開されました。
繰り返し迫りくる森の危機に直面しながらも、諦めることなく粘り強く継続した住民運動の甲斐があって、ついに2003年、広町の森が都市林公園として保全される事に決まったのです。同年12月には鎌倉市と開発業者3社との間で事業予定地の買収契約が成立しました。国や神奈川県の支援を受けて鎌倉市は都市林公園の基本構想を発表し、基本計画、基本設計、実施設計が策定され、散策路、広場、管理事務所などの整備が進み、2015年に都市林「鎌倉広町緑地」として開園するに至りました。
周辺自治会によって始められた住民運動は、多くの方々の支援により運動の輪を広げ、広く市民運動へと発展しました。その永年の地道な運動は緑の保全と云う結果に結実したわけです。